こどもの着物 [着物]
子供の着物には必ず揚げ(あげ)をします。
肩揚げ・腰揚げは子供着物のシンボルです。
少し大きめに作った着物に揚げをして、子供の成長分を揚げで調節します。
揚げの無い子供の着物は、もう成長をしない=縁起が悪いと嫌われたものです。
七五三の着物や羽織にも、肩揚げと腰揚げをします。
近頃は、7歳女児は着物の模様を美しく出す為に腰上げをしないで肩揚げだけというのが多くなりました。
十三参りには、本身の大人着物に肩揚げをして着ます。
子供の着物の肩揚げや腰揚げは生活の知恵なのですが、それが子供の愛らしさを引き出すデザインにもなっています。日本人ってすごい!
子供の着物は一つ身(0~2歳) 三つ身(3~4歳) 四つ身(5~8歳) 本身(13歳~大人)と、子供の成長に合わせて着物も替わり、何度も揚げをやり直しながら大人になって行きます。
ちなみに、舞妓さんは少女という事になっていますので、肩揚げをしています。
惠美子
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